天池 紅葉のピークは過ぎたが

これを書いているのは2026年だから、この写真を撮ったのは今から20年前。2006年11月4日の撮影だ。これは天池。地図で調べる所在地は、長野県栄村になっている。だいぶ記憶があいまいだけど、たぶん新潟県の津南町から国道406号を南下したと思う。妻が道路があまりにも狭いので「これ本当に国道なの? 前から車が来たらどうすればいいの?」と言ってたことは覚えている。行けども行けども狭い道で、この先に本当に天池が現われるのか心配だった。今のようにスマホはないし、地図アプリもない。地図雑誌を見ながらだから不安だった。調べてみると、初代iPhoneの発売は、翌年の2007年。カメラもデジタル一眼レフの黎明期を過ぎたあたり。この写真のカメラはソニーのα100 この年に発売されたはずだから、すぐ買ったのか? まだフィルムカメラでも撮っていた時代だった。
天池は多分、風景写真の雑誌等に写真が掲載されていたのだと思う。紅葉が素晴らしくぜひ行ってみたいと思ったのだろう。今頃20年前の写真を整理している。風景はいつまでも変わらないと最初は思っていた。しかし、たった20年で、あったはずのシンボルツリーがなくなり、川の流れが変わったり、暑さのせいで葉が色づく前に落ちてしまったり。もうずいぶん前の話だが、北海道美瑛にあった哲学の木が切り倒されてしまった。何度注意しても畑に無断で入る観光客に嫌気をさし持ち主が切り倒してしまったからだ。もちろんごくごく一部の礼儀を知らない観光客の人だが、毎日そこで畑で生活を営んでいる農家の人たちにはたまったものではないだろう。私は、一度美瑛を撮りに行ったが、その時はまだフィルムカメラしかなかった時代。哲学の木のポジフィルムがあったはずなのになくしてしまった。もう二度と見ることができない。そうでなくてもこの気候変動でずいぶん風景が変わってきている。自分の撮った時代の写真くらいは整理しておかなくてはならないかな?と最近思っている。
