長崎の魅力とは
長い間、書いていなかった。この前の記録を見ると、長崎で終わっていた。昨年の11月だ。もう8ケ月たってしまった。忘れないうちに書いておこう。長崎の魅力とは、一言でいうと 人 だと思う。市内を走る路面電車は、山手線なみに3~5分おきくらいに来る。驚いたのは、電車の車掌だ。降りる人、一人ひとりに「ありがとうございました」とあいさつしている。それだけではない。すぐそばで見ていると、電車がカーブする際に、指差し確認「右よし、オーライ」と声を出している。びっくり。
年をとった老夫婦が電車をおりて右往左往している。横断の仕方がわからないらしい。すると なんと運転手さんが電車を停めて、降りて老夫婦に教えてあげている。たくさんの人が電車に乗っていたが、その行為を誰もとがめない。なんという心の余裕。
私たちは出島に行くとき、道路上で地図を広げながらどちらに行けばいいか迷っていると、見知らぬ方が声をかけて生きてくれた。「何かお困りですか?」 結局 出島付近まで案内してくれた。(スマホの地図アプリを使わないでよかった) 夕食のレストランでその話をウェイトレスにすると、観光客が多いので気軽に声をかけるのでは?と言っていたが。はっきり言って、他の地方では見ない光景だ。長崎の人の心のベースには、人への温かい心遣いがあるのだと感じた。
写真は、長崎の急坂。坂の街だ。適当に歩いていると、龍馬通りという看板を見つけた。登れど登れど坂。しかしこの急坂も龍馬達が通っていたと思うと感慨深く、頑張って登り切った。龍馬の銅像が山頂から海を見ている。船が入ってくるとワクワクしたという言葉を思い出す。いい景色だ。坂が多いせいか、自転車は見かけなかった。
大浦天主堂、グラバー公園、平和記念公園。歴史の重さを感じる旅でもあった。